まるすいは、日本のアマチュア吹奏楽団としては初めて、全ての活動を英語で行う。 当楽団は、日本に居住する外国人、及び、言語学習の一環として英語での音楽活動に参加を希望する日本人の両方にとって、身近な音楽団体として機能する。

当楽団は、日本語を話せない人々に、授業以外の環境で日本語を話す機会を作るため、リハーサル及び社交活動の際 、日本語を使用することを奨励する｡
しかしながら、日本語で効果的にコミュニケーションを取れない、もしくは日本語で意思疎通が全くできない団員を助けるためにも、全般的に英語を使用することが非常に望ましい。

まるすいは、団員の在留資格にこだわることなく、定期演奏会及び臨時のコンサート、  グループでの練習、 社会的な活動、 他団体との合奏、 旅行等を通じて、音楽的な視野を広げることを目指す。

まるすいは、オリジナルの作品、市販の編曲作品、委嘱作品、、楽器編成と技術的な観点からグループにとって演奏可能な、という事実を元にした 「内製の」 編曲作品を通じて、異なる文化とその下位ジャンルに、サウンドを浸透させることを目指す。

音楽とは、教科としても、趣味としても、絶え間ない追求だと言える。聴衆から失敗を隠すことができないので、音楽は他の芸術より高い基準によって維持されている。間違った音、 狂ったピッチ、合わないリズム、  そういったものによって、演奏者と聴衆の経験は「引き裂かれて」しまう。

しかし、まるすいは、個別の修正可能な失敗に屈することよりも、それらを超えることを目指す。個人としては練習、学習、聴くこと、レッスン、アドバイスを受けることを通し、自身の音楽家としての精神を向上させることを目指す。グループとしては、知識を共有し、一体となって様々なステージの音を生み出すため、活動に貢献する。

失敗は人間の性質の一部である。日本の文化は一般にリスク回避型で、失敗に対してやたらと批判的であるが、まるすいでは、失敗を学びと知識の材料とし許し、受け入れることによって、この思い込みを逆転させることを目指す。全てのまるすいメンバーは、間違いから学び、その学びを将来の演奏と行動に活かすことが推奨される。

まるすいは、今までも、そしてこれからも、個人の特徴に基づいてメンバーの資格を制限するようなことは決してしない。在留資格、国籍、年齢、人種または民族、身体の性及び心の性、就業状況、障害及び個人の意見に関わらず、日本在住の人全てを歓迎する。

数多くの異なる背景を持つことにより、問題解決の方法に対する理解も異なる。まるすいのメンバーは、それぞれの違いを一旦脇に置き、グループおよび他のメンバーの代表として、共に活動することが期待もしくは推奨される。助言を求めて相談することは歓迎され、論争の際は正直に、謙虚に述べることが求められる。